ささの葉合気会 あれこれ

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2020.05.05 Tuesday 【呼吸操練】

おはようございます。

子どもの日、今日は涼しくて、よい天気ですね。

みなさん、お元気ですか?

 

さて、パソコンのデスクトップを整理していたら、

呼吸操練の資料が出てきました。

どこから引っ張ってきたものか、全く覚えていないのですが、

天風会の呼吸操練の資料に載っていたものと思われます。

詳しく書いてありますのでまだ覚えていない方は、参考にしてください

(元の資料は、多田塾でやっているのと若干違っていたので、

多田塾でやっている呼吸操練に合わせて少し書き加えました)。

 

通常の稽古では、

『あうんの呼吸(もしくは六音の呼吸)→呼吸合わせ→呼吸操練

取り舟→雄叫び→四方切り』を総称して、『呼吸法』と呼んでいます。

 

 

呼吸操練は身体にも、合気道のお稽古にもとても良いので、

もし毎日されていない方がいらっしゃったら、

上記の一連の呼吸法も合わせてぜひ日々の生活習慣に取り入れてください。

 


【呼吸操練】

1.かかとあげ
自立神経を鍛え、強化する。
    1.    かかとをつけてクンバハカ体勢。
    2.    息を鼻からどんどん吸いながら、背伸びをする。

かかとが上がり、伸び切ったところでしっかりとクンバハカ体勢(5秒間停止)
    3.    ゆっくりかかとを下ろしながら、鼻から息を吐く。
    4.    息をすべて吐き切り体勢(1)になる。

*クンバハカし、もう一度1)〜4)を繰り返す。
    5.    クンバハカをしながら跳んで、足を肩幅に開く。
   ▪    これ以降の呼吸法もすべて息は鼻から吸い、

鼻から吐くことを原則としている。


2.指はじき
神経の働きが活発、俊敏になる。
    1.    クンバハカし、腕を前に上げながら鼻から息を吸う。
    2.    小指に親指を引っかけながら腕を肩に引き寄せる。

息をいっぱい吸い込んだところでクンバハカ体勢。

「1、2、3、4、5」と心の中で掛け声をかけると同時に、

小指から順に指をピンピンとはじく。
    3.    クンバハカし、両腕をさっと上に上げて、
    4.    勢いよく体の前から下へ下ろし、クンバハカ体勢をとる。

 
3.息吹き
肺呼吸と組織呼吸が旺盛になる。
    1.    クンバハカ体勢を取り、そのまま鼻から息を大きくゆっくりと吸う。

肺いっぱいに吸い終えたら息を止め、クンバハカ。
    2.    息を吐きながら、体全体にバイブレーションを与える。
    3.    息を吐き終えて、クンバハカ体勢。


4.胸たたき(イ)
肺気胞を刺激し、肺の機能を促進する。
    1.    クンバハカし、息を吸いながら両手を体に沿わせて上にあげる。
    2.    両手の手のひらを胸のところまであげる。息はまだ吸い続けている。

指を立てて、肋骨の骨の間をこするようにし、息と手を止める。
    3.    胸とバタバタとたたく。六回程度。たたき終えたらクンバハカする。
    4.    両手をサッと上に上げ、
    5.    上げた腕を横からサッと下ろすと同時に一気に息を吐き出し、

クンバハカ体勢を取る。

 

5.胸たたき(ロ)

 1.上記の続きで、今度は吸いながら肺全体をたたく、

 2.そして動作を止めると同時に息も止め、3回大きく胸をたたく。

 3.両手をサッと上に上げ、

 4.上げた腕を横からサッと下ろすと同時に一気に息を吐き出し、

クンバハカ体勢を取る。


6.背さすり
肋骨と肋骨筋を強化する。
    1.    クンバハカ体勢をし、背骨に親指を当て、

他の指は肋骨筋をなで上げる。
    2.    腕を脇のほうへ上げながら、息を吸いつつ背伸びする。
    3.    両手を脇の下から前へ出して両手を合わせる。

合わせた手の指先を自分の胸のほうに向ける。
    4.    かかとを下ろしてクンバハカ。再びかかとを上げて、

ゆっくり息を吐き出しながら、両手を合わせたまましだいに下に下ろす。
    5.    もとの体勢に戻り、クンバハカ体勢をとる。


7.腕開き
胸胞を拡張し、呼吸機能を強くする。
    1.    クンバハカし、息を吸いながら、腕を前からまっすぐ肩の高さに上げる。
    2.    軽く拳を握り、肩を後ろに引き、肩甲骨をつけ、クンバハカ。
    3.    肩を後ろに引いたまま「1、2」の掛け声で腕を左右に開く。
    4.    腕を前に戻してクンバハカ。両手の指をバッと開く。
    5.    息を吐き出しながら両腕を静かに下げ、クンバハカ体勢をとる。


8.膝まげ
血液循環がよくなり、心身が活性化する
    1.    クンバハカし、両手にステッキを持つ要領で、

背骨を立てたまま下にしゃがんでいく。このとき息を吸う。
    2.    同時に、足の間隔を徐々に狭め、膝を曲げて腰を落とす。

十分に腰を落としたところでクンバハカ体勢を取る。
    3.    息を吐き出しながらもとの体勢に戻り、クンバハカ体勢を取る。


9.清め
肺の中をきれいにする
    1.    クンバハカし、息を十分に吸う。またクンバハカ体勢を取る。
    2.    「ヒュー、ヒュー、ヒュー」と口笛を吹く要領で息を吐く。

十分に吐き終わって、
    3.    「ウォー」と声を出すとともに、肺に残っている空気を

全部吐き出し、クンバハカ体勢を取る。


10.気合い
心身にカツを入れる。
    1.    クンバハカの後、息を十分に吸う。クンバハカ。
    2.    「ヴェイ(VEY)」と大きく気合いをかける。クンバハカ。

    4. 無声の気合いで、「ホー(HO)」
    3.    残った息をゆっくり吐き切り、もとの体勢に戻り、クンバハカ。

 

 

以上が呼吸操練です。

「クンバハカ」と何回も出てきますが、

難しいのですがこれは姿勢のことと理解しています。

余分な力が抜けた強い姿勢。

私も日々研究していますが、まだまだ遠き道です。

みなさんもぜひ研究してみてください。

 

追記:呼吸について。

天風会の呼吸操練は口から吸って、鼻から吐くのを基本としているようで、

それは何かの本でも読んだことがあるのですが、

多田先生ご著書『合気道に活きる』のP.333から呼吸について読むと、

鼻から吸って鼻から吐くとあります。

ヨガでも鼻から吸って鼻から吐くと言うのは基本とされています。

今はコロナウイルスのこともありますので、

資料の、口から、と言う所を、鼻から、に、

書き換えさせて頂きました。

ご了承下さい。

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